主宰者からのメッセージ

骨、関節、血管、歯などの治療に用いられる金属材料には、生体という特殊な環境の中で、長期にわたり安全かつ安定して機能することが求められます。その実現には、材料工学の基礎に立脚し、医療応用を見据えて材料を設計・評価する視点が不可欠です。本研究室では、こうした考えを基軸に、次世代の医療用金属材料およびそれを用いた医療デバイスの開発に取り組んでいます。

学部での専門分野は問いません。理工系の基礎的な素養があれば、材料工学の基礎や医療用金属材料に関する知識は、研究に取り組む中で身についていきます。大切なのは、実験やシミュレーションから得られる結果に関心を持ち、自分なりの問いを立て、考え続けることだと思っています。

博士前期(修士)課程では、材料工学の基礎を体系的に学びつつ、実験・シミュレーションの手法を身につけ、それぞれの研究課題に取り組みます。一人ひとりの理解度に応じて丁寧に議論を重ねながら、研究を着実に進めていきます。ここで培う思考力や問題解決力は、企業・研究機関のいずれに進んでも、自ら課題を見いだし、考え、解決へ導く力の基盤になります。研究をさらに深めたい方や研究職を志す方には、博士後期課程への進学も視野に入れてほしいと考えています。

博士後期(博士)課程では、修士課程で培った知識と経験を土台に、自ら研究課題を設定し、新たな概念や材料設計指針を提案できる研究者へと成長することを目指します。失敗を恐れずに研究に主体的に取り組み、試行錯誤を重ねる中で、研究者としての幅と深みを養っていきます。

研究室では、学年や立場を問わず活発に意見を交わします。自分の考えを整理し、他者に伝えようとすることは、研究内容を言語化・論理化する力につながり、研究そのものへの理解を深めることにもなります。学会発表や研究会には、修士課程のうちから積極的に参加してほしいと考えています。外部に向けて発信し、多様な視点に触れることで、研究室内の議論だけでは得られない気づきが生まれることがあります。それにより、研究が深まるとともに、自身の視野が広がります。

最先端の金属材料研究や医歯工連携研究に関心を持ち、研究を通じて成長したいと考えている方を歓迎します。ともに考え、議論しながら研究を進めていきましょう。

仲井 正昭

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東京科学大学 総合研究院 生体材料工学研究所

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